決算発表を延期した東芝


東芝の四半期報告書の当初の提出期限は2月14日でした。報告書の提出が期限より1か月遅れると上場廃止となります。ただ金融庁からやむを得ない事情があると認められれば猶予期間が設けられます。今回東芝は3月14日まで提出を猶予されました。

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本日の東芝の株価は209.7前日比-20.1率にして-8.75%の下落でした。東芝が決算期末の3月末までに負債が資産を上回る債務超過を解消できない場合、東芝株は東証1部から2部に降格となります。1年後も債務超過なら上場廃止となります。

シャープにつづき今度は東芝です。2015年の不正会計問題の発覚をきっかけに経営の悪化が深刻化しました。2016年3月期連結決算で4600億円の巨額赤字を計上。高い将来性のあった医療機器子会社を6655億円で売却し、白物家電事業も売却するなどして再建を目指してきました。

ただ今期も赤字見通しとなり、半導体事業を手放すことになれば、東芝に柱となる事業はほとんど残りません。「創業113年の名門の消滅が決まる」とか「血のバレンタインデー」などと煽る記事が多く目につきます。

誰もが知っている日本の大企業が、軒並み潰れてく様子は正直恐怖を覚えます。ただ買いたいと思える商品を開発してこなかった家電メーカーにも責任はあると思います。大企業のネームバリューにあぐらをかいて、下請け丸投げ体質。CMは物づくり企業で、海外メーカーより割高な価格で欲しい性能が欠落している多機能の製品。それを広告で誤魔化して販売しているようでは、他国のメーカーに追い越されるのも仕方がないかもしれません。

おそらく一番被害を被っているのが何も知らされていない現場の従業員でしょう。経営悪化の為に工場や事務所で経費節減が徹底されていると思います。節電やコピー用紙の使い方など細かいことまで、上司の何らかの指示があるように思います。もはやその程度の経費節減ではなんともならない状況だとしても、「チャレンジ」と称して過剰な改善を各事業部門に要求してくるのでしょうか。

実現不可能な業務目標を社員に強要する「チャレンジ」という魔の言葉。決算発表を延期しない「チャレンジ」を関係者にはお願いしたいものです。

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