未来工業 徹底した節約経営


名古屋証券取引所第2部上場の未来工業(7931)は、電気設備資材、給排水設備およびガス設備資材の製造販売を行う会社。TV番組の特集で取り上げられることも多い会社です。創業者の山田昭男は相談役を務めて居ましたが2014年7月30日に逝去しています。

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私が初めてこの会社のことを知ったのは、TV番組の特集でした。徹底した節約経営を行いながらも、創業以来赤字なし、日本一休みが多い会社などいろいろ取り上げられます。

私の印象に残っている番組の内容は節約経営の場面で、中途採用の条件が中古の軽自動車「ミラ」を購入すること。最初は何をするのか全く理解できませんでした。軽自動車の横で何か作業をしています。「MIRA」と書かれてある所にシールを貼り付けて「MIRAI」となりました。これで社用車の出来上がりだそうです。

これで興味を持ちインターネットでいろいろ調べてみました。年間休日が約140日、このほかに有給休暇が最大40日あるなど独特な経営で知られ、年末年始は19連休、ゴールデンウイークとお盆は10日間連続で休み。一日の労働時間は7時間15分。残業もノルマもないとても羨ましい会社です。

社員を信頼するからタイムカードもありません。2006年から定年を70歳に引き上げ、給与水準は60歳レベルを維持。創業者の山田昭男氏曰く「うちは70歳定年にした。しかも60歳を過ぎても給料は一銭も下げない。うちは60歳の平社員で700万円、年功序列だからそれがピークだけど、70歳までそれが変わらない。これも差別化。他が下げるだろうからうちは下げないと。大体下げて社員が働きますか。頑張ってもらうためには高い給料を払わないと。」だそうで頭が下がります。

製造業なのに制服がないのも独特です。

製造業の現場ではみんな作業服を着ているんです。そんな法律はないのに。しかもカーキ、青色、グレーってのが定番になっている。そんな服で社員たちが喜びますか。社員たちが「ださい」って言う服をなんで着せるのかって。赤でも黄色でもいい。そうやって会社は社員たちを「働かないように働かないように」しているんです。

ほんとおっしゃる通りです。他にも上司が社員に求めるホウレンソウ(報告、連絡、相談)も禁止だったり、社員がすべて正社員だったり、アルバイトOK、有給休暇も社員の権利として問題なく取れるそうです。

創業以来1回も売り上げ目標、利益目標を立てたことはありません。これは社員が頑張ってたらそれでいいんだから。社員を頑張らせる方がいい。「常に考える」というスローガンはあるけれども、いくら売ろうなんて数字は会社のどこにも掲げていません。社長の仕事ってのは、どうすれば社員が喜んでくれるかな。頑張ってくれるかな。と考えることだと僕は思っています。

社員をやる気にさせて会社も成長する理想的な企業です。今後もこの方針が変わらなければ、長期で株式を保有したいと思います。

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