高金利通貨の建玉状況


外為どっとコムによると、FX取引で特定の通貨に買いや売りを入れた後、反対売買をしない状態にある持ち高(建玉)は、2月初め時点で円米ドルの組み合わせ(ペア)が全体の約29%で最多。2位は円トルコリラで約22%、3位は円南アフリカランドで約20%と続きます。

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4位は円豪ドルで11.4%、5位は円ユーロで4.2%、6位は円NZドルで4.1%と続きます。円メキシコペソは約0.9%と建玉の比率自体は小さいが、米大統領選前の昨年11月1日に比べると50%超の増大だそうです。

ドル買いが膨らみ新興国通貨が急落したことで、個人投資家の取引量が増えました。個人投資家は相場の流れに逆らって値ざやを狙う「逆張り」の投資戦略を取ることが多いです。昨年11月9日以降はヘッジファンドなどの投機筋の売りも膨らみ、相場が一時的に行き過ぎて下落する新興国通貨もあった。個人投資家はそうした通貨の反発を狙って買いを入れたようです。

南アフリカランドも「昨年11月9日に一時1ランド=7円台前半まで大幅下落した時に、反発を見込んで買いを入れた投資家が多い」(楽天証券の白石雅士FX事業部マネージャー)という。

この辺りで買いを入れている個人投資家が多いというのは、今後の取引にとても参考になります。大きく下落した際にどの辺りに損切りライン(ストップロス)を設定してくるか推測できます。

トルコリラについては個人投資家の間でも見方も分かれます。割安な水準で押し目の買いを入れて、反発時に値ざやを稼ぐ戦略を取る投資家も多いです。トルコは昨年7月から続く非常事態宣言下で景気後退観測が強いです。1月27日には大手格付け会社のフィッチ・レーティングスがトルコの外貨建て長期国債の格付けを投機的水準に引き下げました。トルコ国債の売りが続き、リラは長期下落局面に入る可能性もあります。

新興国は総じて日本より金利が高いため、これらの通貨の買い持ち高を保有するとスワップポイントを得られることも魅力です。外為どっとコムでは、2月初め時点で1枚(1枚は1万通貨単位)あたりリラの買い持ちで1日79円、ペソ買い持ちで同7円、ランド買い持ちで同7円のスワップポイントが得られます。

新興国通貨は先進国通貨よりも値ざやを狙える一方、相場の読みが外れれば、短時間で大きな損失が発生する恐れがある点には十分に注意が必要です。スワップポイント欲しさに建玉を増やさないことも重要です。

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